健康でない子犬を迎え入れるときに必要な準備や心構えについて紹介しています。
また、くろすけを迎え入れたときに身体に起こった異変と動物病院での検査内容などについてもまとめていますので、参考にしてみてください。
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執筆・監修
ライター、動物看護師、愛犬飼育スペシャリスト
動物病院で動物看護師として働き、その後、大学病院付属の研究所で新薬開発に関わる研究を行ってきた。結婚を機にペットを飼っている人に役に立つ情報を発信するため、愛犬飼育スペシャリストの資格を取得し、主婦ライターとして活動している。
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体調が優れない中でのお迎え
新しく家族を迎え入れるときには、必ずクレートを用意します。最初からケージでもよいとは思いますが、犬はもともと洞穴で生活していたので狭くて暗いところが安心すると言われているのです。
子犬を迎え入れると、可愛くてどうしても構ってしまいたくなりますが、ゆっくりと休ませてあげることが大切です。特にくろすけの場合には、体調が優れない状態で迎え入れるので安静にすることと安心できる環境づくりに注力しました。
また、くろすけの場合には皮膚の状態があまりよくなかったので、身体に密着するタイプの洋服も準備しておきました。
写真の左側に置いてある白いものがくろすけ用に用意した洋服です。
なぜ身体に密着するタイプの洋服を用意したかというと、以下の通りです。
- 密着することで保湿効果が期待できる
- 抜け毛やフケを防いでくれる
くろすけの皮膚は乾燥して、触るとポロポロと皮膚や毛が落ちてしまう状態だったので少しでも保湿できるようにしていました。
また、隔離はしていますが、先住犬のととろもいたためフケなどが飛散しないように洋服を着せようと思ったのです。
先住犬のケアがとても大事だった
クレートや洋服を用意しておいたのは、もちろん正解でした。しかし、それ以上にととろへ新しい犬用のベッドを購入したことが正解でした。
くろすけを迎え入れるにあたって、先住犬であるととろのケアも重要になってきます。
体調の優れない子犬を迎え入れると、どうしても子犬のお世話や掃除に時間を取られてしまいます。つまり、ととろと触れ合う時間が少なくなってしまうということです。
「いつもならもっと遊んでくれるのにどうして?」と不満がたまってしまうとかわいそうなので、ふわふわで寝心地のよさそうなクッションを新しく購入しました。クッションを購入したおかげで、くろすけのお世話をしているときは、クッションでゆっくりと休んでいてくれました。
新しい家族を迎え入れると、どうしても先住犬の気持ちを疎かにしてしまいがちだと思いますが、これからも共に生活していく家族ですから、全ての愛犬たちに配慮してあげることが重要です。
必要な子とそうでない子が分かれる検査
くろすけを迎え入れるにあたって、高度医療が施せる動物病院を探していました。
健康な子犬を迎え入れる場合には、家の近くの小さな動物病院で十分です。しかし、くろすけには脱毛以外に元気がなくなっている理由があるのではないかと考えていたため、車で通える範囲の大きな動物病院を探しました。
実際に家族として迎え入れた3日後くらいから、脱毛だけでなく、血便や嘔吐を繰り返すようになりました。新しい環境になったことで免疫力がより低下してしまったのかもしれません。
すでに見つけていた動物病院で犬下痢パネルという検査を受け、感染症にかかっていることが判明しました。子犬の下痢や嘔吐は珍しいことではありません。しかし、小さな病院では原因を特定できず、「よくあることなのでしばらく様子を見ましょう」と言われてしまうことも少なくないのです。
くろすけの場合には、もともと体調がよくなかったため、これ以上体力を消耗しないためにも原因の特定を早く行い、ピンポイントで治療を行うことが重要でした。
健康な犬であれば、犬下痢パネルと呼ばれる検査が行えるような大きな病院を探す必要はないのかもしれません。
しかし、体調が優れない子や原因不明の下痢や嘔吐が続いている場合には、高度医療が可能な動物病院で原因の特定ができるということを知ってもらえたら嬉しいです。
実際に犬下痢パネルを行なったときの検査結果票と検査料金の明細も載せておきますので、参考にしてみてください。
健康に大きく育ってくれたくろすけ
くろすけを迎え入れる前には、健康な子犬を迎え入れるときとは違った準備をたくさん行いました。
今まで体調の優れない子犬を迎え入れたことがなかったので、事前準備が正解なのかどうかもわからない状況でした。しかし、結果的にはくろすけが健康になり、大きく育ってくれたので「間違っていなかったんだ!」と思うことができています。
新しく家族を迎え入れるのは、嬉しい反面、不安もたくさんあると思います。この記事が、そういった不安を抱える飼い主さんの役に立てば嬉しいです。
この記事の執筆者
執筆・監修者の情報
ライター、動物看護師、愛犬飼育スペシャリスト
動物病院で動物看護師として働き、その後、大学病院付属の研究所で新薬開発に関わる研究を行ってきた。結婚を機にペットを飼っている人に役に立つ情報を発信するため、愛犬飼育スペシャリストの資格を取得し、主婦ライターとして活動している。
現在はキャバリアの男の子2匹と共に賑やかな毎日を過ごしている。
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