愛犬との暮らしに、日々欠かせないお散歩。
初めてのお散歩では、飼い主さんも愛犬もわからないことがたくさんありますよね。
愛犬とのお散歩を充実したものにするために、お散歩に関するあれこれを知っておきましょう。
また、これからお迎えを考えている方やお世話をし始めたばかりのビギナーの方にも、ぜひ参考にしてほしい内容となっています。
散歩は私たちが考えている以上に愛犬にとって大切なものです。
この記事を参考にして楽しく適切な散歩を行ってあげましょう。
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目次
散歩は愛犬の心と体の健康維持に必要不可欠
散歩は愛犬にとって楽しいばかりではなく、さまざまな効果をもたらすものです。
健康のための運動量を確保することはもちろん、ストレスを解消するためにも必要です。
私たちにとってもストレスケアは欠かせないものですが、愛犬にとってもそれは同じこと。ストレスが溜まってしまうと問題行動・体調不良など、さまざまな悪影響が出てしまいます。
愛犬にとっての最適な時間や距離をしっかりと見極め、ぜひ楽しく快適な散歩にしていきましょう。
散歩が愛犬にもたらす効果は、私たちが思っている以上のものですよ。
愛犬と散歩をすることによるメリット
- 運動不足を解消できる
- 骨・関節・筋肉の健康維持になる
- 気分転換やストレス解消になる
- 社会性を身につけられる など
愛犬との散歩が単純に運動になるから、というだけではないことがわかりますね。
ついつい忙しいとしわ寄せが出てしまいがちな散歩ですが、これらのメリットを知るととても大切なものだということがよくわかりますね。
運動不足を解消できる
散歩は何のため?と考えた時に、真っ先に思い浮かぶのは運動不足の解消ではないでしょうか。
私たちと同じように愛犬も運動不足から肥満になってしまうと、病気になるリスクが高まってしまいます。
筋肉量が少なくなることでケガをしやすくなったり、体を動かすことそのものがしにくくなる場合も考えられます。
自宅での運動といっても特にマンションなどの集合住宅では、十分なスペースを確保するのが難しい場合があります。近隣の迷惑にならないようにもしなければなりませんよね。
ある程度の遊びは自宅で行えますが、しっかりと散歩を行うことで愛犬の運動時間を確保できます。
骨・関節・筋肉の健康維持になる
適切な散歩を行うことは、筋肉はもちろん骨や関節の健康を維持することも目的です。
特にシニア期に入ってくると筋肉量は自然に低下してしまいます。
ある程度は加齢のために仕方ありませんが、シニア期を元気に過ごすためにはしっかりとした体作りがとても大切です。
子犬~成犬期に散歩を習慣づけて、骨・関節・筋肉を育てておくことを意識しましょう。
これらが衰えてくれば、食欲が減退したりなどさまざまなマイナスポイントにもつながっていきます。
散歩を通して大切な足、そして体をきたえていきましょう。
気分転換やストレス解消になる
とある研究によると、散歩は愛犬のストレスを和らげてくれる数少ない方法の1つとされています。
私たちと同様に、愛犬にとってもストレスはとても厄介なもの。
言葉を話せない愛犬はストレスを行動で表しますが、そのサインに気付けないとイタズラや破壊などの問題行動や、噛みつきなどの攻撃性に変わる場合もあるのです。
ストレスサインを見逃さないことも重要ですが、ストレスそのものを緩和してあげることも大切です。
運動不足だけが問題行動に繋がるわけではありませんが、散歩をして発散できる部分も大いにあります。
愛犬が落ち着いておだやかに過ごすためにも、散歩は重要な役割を果たしているのです。
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社会性を身につけられる
特に子犬期にトレーニングしておきたいことの1つが、社会性を身につけるというもの。
自宅以外のさまざまな場所や音・におい、他所の人や動物などを経験し、慣れていくことを社会化と呼びます。
警戒心や恐怖心が攻撃性を高めてしまう場合があるため、たくさんのことに慣れさせていくことはしつけとしてもとても大切です。
散歩は愛犬が社会性を身につけるために欠かせない習慣です。
無理せず徐々に進めることを踏まえつつ、たくさんの刺激を愛犬にあたえてトレーニングしていきたいですね。
犬の散歩頻度と時間・距離・回数の目安
犬種の違い、それに伴う体の大きさもそれぞれの愛犬たち。
運動量や散歩の時間・距離も、短すぎたり長すぎたりしないようにおおよその目安を知っておきましょう。
もちろん体調や年齢による調整などをして、無理なく健康的に散歩ができるようにすることもポイントです。
散歩はできるだけ毎日行うのが理想
どの大きさ・体格の愛犬にも言えることですが、散歩はできるだけ毎日を行うことを心がけたいものです。
私たち飼い主も何かと忙しくなってしまいがちですが、毎日のスケジュールに散歩の時間を組み込んで習慣的に行ってあげましょう。
散歩の時間をきちんと確保できるかどうかは、愛犬をお迎えする前に考えておきたいポイントのひとつでもあります。
散歩で得られるメリットで挙げたように、愛犬にとっては単なる運動ではありません。
私たち飼い主と愛犬の大切なコミュニケーションの時間でもあるので、毎日お互いに楽しみながら出かけることを目指しましょう。
散歩量の目安はサイズ別で異なる
散歩の回数・時間は以下の表を目安にしましょう。
まずは体の大きさで考えていくとわかりやすいですよ。
サイズ | 回数 | 散歩時間 | 散歩距離 |
小型犬 | 1日1~2回 | 1回あたり15分~30分 | 約1km~2km |
中型犬 | 1日1~2回 | 1回あたり30分 | 約2km |
大型犬 | 1日1~2回 | 1回あたり30分~1時間 | 約2km~4km |
しかし、この表はあくまで目安です。
時間や回数が短いことで運動不足になっていたり、歩きすぎて関節などにダメージを与えてしまうことがないように様子を見ながら行いましょう。
小型犬の散歩量
小型犬の中でも、もともと猟犬などの活発に動くタイプの犬種は少し長めに散歩時間をとるなどの対策をしましょう。
トイ・プードルやミニチュア・シュナウザー、テリア系などが当てはまります。
逆に愛玩犬タイプのチワワやシー・ズー、マルチーズなどは少し短めでも十分な場合が多いようです。
距離は約1km~2kmほど。時間にして1回あたり15分~30分が目安です。
1日の回数は1~2回で、歩きやすい時間帯を選びましょう。
体が小さく関節や骨が弱い犬種は特に、散歩量の調節などを適切に行う必要があります。
中型犬の散歩量
中型犬というと、柴犬やアメリカン・コッカー・スパニエル、コーギーなどが挙げられます。
小型犬も犬種ごとに注意が必要ですが、中型犬はそれ以上に体格や犬種ごとの差があるため、運動量が不足していないかきちんとチェックしましょう。
牧羊犬で有名な運動能力の高いボーダー・コリーも中型犬とされています。ボーダー・コリーとコーギーとでは、散歩量が違うことが容易に想像できます。
そのため愛犬の犬種や普段の運動量なども考慮しながら行うことが大切です。
おおよその目安としては1回あたり30分、約2kmほどが良いでしょう。
大型犬の散歩量
大型犬はそのほとんどが猟犬や牧羊犬にルーツを持っていることもあり、特に運動が重要であると言われます。
しかし体が大きいことで骨・関節に負担がかかることもあるのでとにかくたくさん散歩させれば良い、というわけではもちろんありません。
目安としては1回あたり30分~1時間程度。約2km~4kmほどと考えておきましょう。
他の犬種にも言えることですが体の大きさや運動量の必要性は犬種ごとに差があります。
20kg程度の子から40kg近い子も大型犬とされるため、あくまでも愛犬に合った散歩の回数・時間・距離を考えていきましょう。
ミックス犬は体格に合わせて決める
ミックス犬も同様に以下の表を参考にしてみてくださいね。こちらも参考程度に留めておきましょう。
10kg以下 | 1回あたり20分~40分 |
10~20kg | 1回あたり40分~1時間 |
20kg以上 | 1回あたり1時間ほど |
ミックス犬は犬種ごとの特徴がわかりにくい場合があります。
そのため基本的には体の大きさや普段の運動量に合わせて考慮してあげましょう。
距離や時間が長すぎたり短すぎたりしないように、日々よく観察してあげることも大切です。
愛犬の散歩時間・距離のチェック方法
散歩時間や距離が愛犬にとって適切かどうか、をチェックする方法のひとつに「呼吸」があります。
口を閉じたまま呼吸をしている状態が散歩終了の時まで続くようなら、散歩の時間が不足している可能性があります。
適切とされているのは、自宅へ戻った際に短く「ハッハッ」と呼吸をしている状態。
息苦しそうにしている・呼吸の間隔が短すぎる・舌が紫色になってしまっている時は疲れすぎです。
また、散歩が終わった後に心地よさそうに眠れているかどうか、というのも目安になります。
呼吸のチェック方法とあわせて適度な疲れで寝られているかもみてあげると良いでしょう。
子犬やシニア犬は体調に合わせて調整する
体調が変化しやすい子犬や、運動量が減って筋力が衰えてくるシニア期の散歩は特に注意が必要です。
無理をすると体調不良やケガにつながってしまうことがあるので、その日の体調を見ながら散歩の回数・距離を調整して行いましょう。
体の大きさも大切ですがライフステージごとに対処することも重要です。
無理なく楽しい散歩で健康維持に繋がるよう、毎日の様子は注意深く見てあげる必要がありますね。
愛犬との散歩に必要な持ち物
愛犬との散歩に必要なグッズ・持ち物について解説しています。
きちんと事前に準備しておくことが、楽しく快適な散歩へと導いてくれますよ。しっかりと準備をしてから出かけましょう。
首輪やハーネス(胴輪)
出典:Amazon
リードをつけるために必要なのが、首輪やハーネスです。
首に負担がかかりやすい小型犬などは、ハーネスがより安心でしょう。
万が一抜けたり外れたりしてしまうと、脱走や事故に繋がる恐れがあります。
きつすぎずゆるすぎない、愛犬の体にぴったりのものをチョイスしましょう。安全性や強度を確認の上、購入することも大切です。
デザインがかなり豊富なので、リードと組み合わせてコーディネートするのも楽しいですよ。
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迷子札(首輪やハーネスに付けておく)
出典:Amazon
リードが外れて迷子になってしまったり、脱走してしまうという万が一のことも考えなくてはなりません。
保護された場合の助けになるのが、迷子札です。
首輪やハーネスに付けておき、不測の事態に備えておきましょう。
飼い主さんの連絡先などを記入できるようになっていますが、時々チェックをして消えたり劣化して見えなくなっていないかを確認しておくことも忘れないようにしましょう。
リード
出典:Amazon
散歩の時に最も欠かせないのがリードです。
犬種・体の大きさによって首輪・ハーネスと共に選び方が変わるので愛犬の体格などを考慮して購入しましょう。
セットになったものも販売されていますが、首輪・ハーネスとの接続がしっかりできるか等の安全性はきちんと確認しなければなりません。
持ち手・手にかける部分はもちろんですが、全体的な強度にも注目して選びましょう。
伸縮性のあるリード・ロングリードは使い方や場所に注意が必要です。
エチケット袋
出典:Amazon
トイレは基本的に自宅で済ませることが前提です。
しかし、屋外でのさまざまな刺激を受けて散歩中に排泄してしまうことも考えておかなければなりません。
普段は散歩中に排泄しない子であっても、準備しておくようにしておきましょう。
愛犬用のエチケット袋は消臭性のあるもの・二重になっているものなど機能的な商品がたくさん揃っています。
水が入ったペットボトル
エチケット袋と同様に、排泄してしまった時に洗い流せるように使います。
水で流した後にペットシーツで吸い取って処理することがマナーとされています。
土・草むらの場合は水で流すだけで良いのですが、路上ではなるべく排泄させないかしてしまった場合は素早く対処しましょう。
水でしっかり洗い流すだけではなく、拭き取りまで行うようにしましょう。
近隣の方へ不快感をあたえないように行動することも考慮しなければなりません。
トイレットペーパーやウェットティッシュ
出典:Amazon
さまざまな用途に使用できるトイレットペーパーやウェットティッシュ。
特に排泄した後お尻や足が汚れてしまった時に、活躍してくれます。
ウェットティッシュはペット専用の商品が販売されています。
皮膚に優しいものなどさまざまな配慮がされた商品があるため、できるだけペット用のものを使用してあげると良いでしょう。
ビニール袋
ビニール袋は使用したエチケット袋やペットシーツ、ティッシュ類などを持ち帰るために必要です。
外に捨てるようなことは絶対にせず、きちんと自宅に持ち帰るのがマナーです。
複数枚用意しておくとスムーズにゴミを持ち帰ったり処理することができます。
バッグやポーチ
ペットボトルやビール袋などを収納しておくバッグやポーチも必要ですね。
両手をしっかりと空けて散歩をしたい場合はウエストポーチタイプやショルダーバッグタイプがおすすめです。
2WAYや3WAYタイプも豊富ですよ。
また雨や汚れに強い素材や、愛犬の散歩用に考えられた収納しやすいものなど迷ってしまうほどの種類が販売されています。
機能性・デザイン性ともにお気に入りになるバッグをぜひ探してみましょう。
ライト(夜に散歩する場合)
忘れてしまいがちですが、夜間に散歩するときに必要になるのがライトです。
夜は見えにくい危険な箇所や拾い食い防止など安全面で重要な役割を果たします。
また、防犯・安全効果も得られるため、暗い道を散歩するときは使用するようにしましょう。
他の歩行者や自転車・バイク・車などからは、足元を歩く犬は認識しにくいため、安全にお散歩するためにも必要アイテムです。
首輪・ハーネスにつけるタイプや、リードにつけるタイプなどさまざまに販売されています。
夜間だけではなく、季節によっては早朝・夕方にも使うようにしましょう。
愛犬の散歩デビュー前に準備しておくこと
では愛犬が散歩デビューする前に、確認しておきたい点についてもみておきましょう。
特に愛犬と暮らすのが初めて、という方はしっかりチェックしてから散歩へ出かけてくださいね。
愛犬はもちろん、私たち飼い主が散歩を楽しむためにも重要なポイントですよ。
狂犬病ワクチン接種を済ませておく
日本では、接種が義務付けられているワクチンが1種類だけあります。それが狂犬病ワクチン。
その他は任意接種とされていますが、この狂犬病ワクチンだけは法律で接種が義務付けられているものです。
狂犬病が発症してしまうと、犬でも人でもほぼ100%の確率で死亡するという恐ろしい感染症であるため、日本での発生事例は1957年以降ないものの、接種が必須。
生後91日に1回目を接種することが推奨されており、毎年1回の追加接種が必要になります。
首輪やハーネスに慣れさせておく
家の中で首輪やハーネスを着けさせてみて、まずは反応をみましょう。
嫌がる素振りを見せたら無理には付けさせずに外して、徐々に慣れさせるようにします。
付けられたらご褒美のおやつをあげるなどして、首輪・ハーネスをつけたら楽しいことがあると学習させるようにしましょう。
付けさせる前ににおいをかがせたりして、どんなものかを確認させてあげるのも良いですよ。
またサイズが適切であるかもしっかりとチェックする必要があります。
外の騒音や匂いに慣れさせておく
いつも過ごしている家の中と違って、屋外は愛犬にとっての刺激がたくさん。
車やバイクの音などの騒音や外のニオイに慣れさせないまま、いきなり散歩に連れ出してしまうと恐怖を感じてしまいます。
飼い主さんの抱っこや安心できるクレート(キャリー)などでまずは家の近所から、短時間散歩してみましょう。
徐々に時間を長く、かつ範囲を広げていき外の環境に慣れさせてあげることが散歩デビュー前の大切な準備です。
散歩に必要なしつけを覚えさせる
外出するということは、社会に出るということです。
家の中では自由にできていたとしても、社会に出る以上はマナーを守らなければいけませんよね。
そのために最低限のしつけは覚えてもらう必要があり、これらができないと愛犬自身が危険になることも考えられます。
- リーダーウォーク
- オスワリやマテ
- 散歩前にトイレをさせる
- 人や他の犬、車などに対して吠えさせない など
オスワリやマテなどは、他所の人や動物などとのトラブルを回避するためにもとても大切なコマンドです。
また散歩前にトイレをしておくことも、街を散歩するマナー上とても重要ですね。
愛犬との信頼関係をしっかりと築き、そして愛情を持ってしつけを行っていきましょう。
屋外での思わぬケガや事故などから愛犬を守るためには、しつけが必要不可欠です。
しつけがきちんと入っていない状態では、私たち飼い主はもちろん愛犬にとってもつまらない散歩・危険な散歩になり得る可能性があるのです。
他のしつけと同様に、散歩に必要なしつけもきちんと行いましょう。
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愛犬との散歩時のマナー
散歩は公共の場所を歩くため、マナーはとても大切です。
1人の飼い主さんが守らないだけで、愛犬家全体のイメージも悪くなってしまいかねません。
散歩は主に近所へ出かけるので、近所との不要なトラブルについても避けなければいけませんよね。
マナーを守ることは愛犬や自分を守ることにも通じています。
穏やかで充実した散歩ができるよう、飼い主としての責任をきっちりと持つことも重要なポイントです。
排泄物は必ず処理する
トイレは散歩の前に自宅で済ませていくことが、基本的なマナーです。
しかし外のにおいなど、さまざまな刺激によって排泄してしまったということも起こり得るでしょう。
きちんと予測して備えておけば、いざという時に慌てないですみますね。
エチケット袋・ペットボトルに入れた水などを必ず持参して、しっかりと処理するようにしなければなりません。
衛生的に、そして公共のマナーのためにも排泄物は必ず持ち帰って捨てましょう。
首輪とリードをしっかり着ける
散歩前に外の様子に慣れさせておくことが大事ですが、愛犬が驚いたり怖がったりした拍子に走り出したりすることがあります。
また、首輪・ハーネスのサイズが合っていない、適切に付けられていない場合は抜けてしまう・外れることで迷子になったり事故などに巻き込まれる可能性もあります。
愛犬の安全を守るため、不測のトラブル防止のためにも首輪・ハーネスとリードはしっかりと装着しておきましょう。
装着できていることを事前に確認してから、外へ出るようにしなければなりません。
周囲に気を配る
愛犬の散歩デビューの際は、何かと愛犬の様子が気にかかるものです。
しかし公共の場所を歩く以上、飼い主として周囲への気配りもしっかりと行わなければなりません。
以下のような点に注意してみましょう。
- 人とすれ違うときは間に自分が入る
- 歩行者が犬を怖がっていないか確認
- 道の真ん中を歩かない
- 背後からの自転車に注意する
愛犬がふいに他所の人へじゃれついてしまったり、吠えてしまったら…。そんな場面も想定しておきましょう。
他所の人とすれ違う時は、間に自分が入ったりマテやオスワリをすることも効果的です。
また犬が苦手な人もいる、ということも頭に入れておかなければなりません。
いつでも周囲と安全に気を配って散歩をするように心がけましょう。
愛犬と散歩に行くときの注意点
では実際に散歩に出かけた時の注意点を詳しく確認していきましょう。
愛犬と私たち飼い主の快適で安全な散歩のためにチェックしておきたいポイントばかりですよ。
小型犬は骨や関節に負担がかかるコースを避ける
小型犬はあまり足腰が丈夫でない子が多いため、散歩コースには少し注意が必要な場合があります。
骨が細かったり関節の健康にも配慮しなければいけないため、階段や急な坂道は避けた方が良いことも。
特に階段の上り下りはヘルニアに影響することがあるため、胴長短足の犬種であるミニチュア・ダックスフンドなどは避けた方がよいでしょう。
平坦な道であれば、歩きやすく体への不要な負担もないでしょう。飼い主さんからの見通しも良いので安全性の面からも良いですね。
適度な運動量は良いのですが、負担をかけ過ぎてしまうことはよくありません。
小型犬の飼い主さんは特にその点に注意して散歩をしましょう。
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拾い食いに気をつける
愛犬との散歩中は拾い食いにも注意しましょう。
犬は狩猟本能があるので気になるものや、落ちているものは食べ物に関わらず口に入れたりしてしまいます。
ただ散歩コースによってはゴミやタバコの吸殻など危険なものがたくさん落ちています。
そのためしつけをしっかり行い、散歩中は愛犬とこまめにコミュニケーションをとるようにしましょう。
無理やりリードを引っ張らない
散歩中に歩かなくなったりなどの行動が見られた際に、リードを無理に引っ張ったりする飼い主さんがいますが、これはNG行動です。
危険が迫っていたりなどの場合を除き、通常の散歩で考えてみましょう。
散歩は楽しいこと、と学習させることで毎日の散歩が愛犬にとって楽しい習慣となります。
無理に引っ張られたりする経験は「嫌なこと・不快なこと」になりうるため、散歩そのものに行きたがらない・嫌いになってしまうということにもなりかねません。
また、首など体にダメージをあたえてしまい、ケガの原因になることもあります。
夏の暑い日は気温が低く日差しが弱い時間帯を
夏の暑い日にアスファルトを触ってみると、驚くほどの熱さを感じます。
愛犬にこの上を歩かせることで、足に火傷を負わせてしまうこともあるのです。
また愛犬は私たちと違って地面に近いために、反射された太陽の熱の影響を受けやすくなります。
熱中症の危険性がかなり高くなるため、気温の高い昼間に散歩させることは絶対にやめましょう。
夏の暑い時期は、早朝や日没後の夕方以降に散歩するようにするなど、暑さ対策を万全にしなければなりません。
冬の寒い日は寒さ対策をして日の当たる場所を歩く
夏の暑さ対策と同じように、冬の寒さについてもしっかりと対策してあげましょう。
寒さに関しては忘れがちな方も多いので、チェックしておきたいポイントでもあります。
犬種によって被毛のタイプが違います。シングルコート、ダブルコートと違いがあるので愛犬が寒さに強い犬種がどうかも確認しましょう。
また寒がる場合は服などを着せて防寒をしてあげましょう。
厚みのあるコートやジャケットのようなおしゃれでかわいいものがたくさん販売されているので、着心地も考慮しながら選んであげると楽しいですね。
日光の当たる場所と日陰では温度差が大きくなります。なるべくひなたを歩いて寒さを軽減してあげましょう。
雨の日のお散歩は愛犬に合わせて
雨の日でも全く気にせずお散歩ができるタイプの子もいれば、濡れることを嫌がって外に出たがらない子もいます。
そのため、愛犬の性格や体調に合わせてお散歩へ連れて行きましょう。
雨の日はいつもと違う刺激を得られる、という社会性を身につけさせる上で効果的な場合もあるようです。
愛犬も私たち同様に濡れて風邪を引いてしまうことがあるため、雨の日の散歩の後はしっかり乾かすなどケアを念入りに行いましょう。
防水性に優れたレインコートもさまざまに販売されているので、それらを着用させるのも良いですね。
私たち飼い主も傘ではなくレインコートを使用すると、手が塞がらないため安全性が高くなりますよ。
愛犬が散歩中に歩かないときの対処法
散歩中、急に歩かなくなってしまったり、散歩に行きたがらなくなった…そんな場合はこの後のチェックポイントを確認して見ましょう。
飼い主さんからよく聞かれる声でもありますが、まずは原因をしっかり探ってみましょう。
思いもよらない病気などが隠れている場合もあります。
無理に散歩させるのではなく原因を考え、そして適切に対処するようにしましょう。
散歩コースや時間帯を見直す
散歩をしている時に、いつも同じ場所を歩かなくなったりすることはないでしょうか。
例えば大きな音がして怖い思いをした場所である、などの恐怖心・警戒心から歩かなくなっていることが考えられます。
そんな時は散歩コースを変えてみましょう。
音が気になるタイプの子であれば、交通量の少ない道を選ぶなどしてみてください。
また他所の人や動物を怖がったりするようであれば、人通りの多い道を避けるなどしましょう。
時間帯についても考えておきたいところ。暑さ・寒さのために歩かなくなっていることもありますよ。
ほかの犬との距離に気を付ける
フレンドリーな性格の愛犬であっても、他所の犬との距離には十分注意しながら散歩をする必要があります。
思いがけず噛みつかれたり、逆に噛みついてしまったりするトラブルを避けるためにも他所の犬との距離感は慎重にはからなければなりません。
またほかの犬を怖がったり、警戒しているために歩かなくなることも十分に考えられます。
不用意に接触させたりすると、警戒心が攻撃性に変わることもあるので注意を怠らないようにしましょう。
ほかの犬を嫌がるそぶりを見せたら、なるべく接触することがないようなルートを選ぶなどして対策をとると良いですね。
散歩中は積極的にアイコンタクトをとる
アイコンタクトは私たち飼い主と愛犬とのコミュニケーションに欠かせません。
アイコンタクトは愛犬の注意を飼い主さんへしっかりと向けるものなので、しつけを行う際や信頼関係を築く上でも重要な役割を果たします。
安全のために周囲へ注意を向けつつも、愛犬へのアイコンタクトをしっかりと取りましょう。
愛犬は何か伝えたい時にもアイコンタクトを送ってきます。
見逃さずにコミュニケーションをとってあげたいですね。
特に散歩にまだ慣れていない時期は、たくさんアイコンタクトをとって愛犬を安心させてあげましょう。
散歩に慣れるまでご褒美をあげる
「散歩は楽しい」と愛犬が学習してくれるまでは、ご褒美をあげることも効果的です。
まだ散歩に慣れずに戸惑っていることから、歩かなくなっている子には良い方法ですよ。
散歩が終わったらたくさん褒めてあげて、お気に入りのおやつ・いつものフードを数粒与えるようにしましょう。
散歩に行くと良いことがある、と覚えてもらえれば積極的に行きたがるようになる子が多いようです。
不快だったり怖い経験にならないよう注意しながら、散歩が楽しい習慣となるように私たち飼い主が誘導してあげましょう。
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歩き方に異常があればすぐに動物病院へ
体や足に不調があるために、歩きたがらないということも考えられます。
他に原因が思い当たらない時はケガや病気の可能性も探ってみましょう。
まずは爪や肉球のケガではないかチェックしてみましょう。
他にもヘルニアや股関節炎などを起こしている場合があります。
その他、心臓や呼吸器に問題があるために運動したがらないことも考えられます。
ふらつく・よろけるなどをする時は、脳や神経に異常が出ていることも。
いつもの様子との違いをしっかりと観察して、「あれ?」と感じたらすぐに動物病院を受診しましょう。
特に心臓や呼吸器・脳や神経の病気は早期発見が大切です。
愛犬の健康を守るためにも、日々の様子にしっかりと気を配りましょう。
この記事の執筆者
nademo編集部
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