犬種

ボーダー・テリアの特徴とは?性格・習性や適切な飼い方について

2023年6月13日

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とてつもない種類が存在するテリア種の中でも、世界最古のテリア種と言われるボーダー・テリア。

イギリスを原産とするテリア種で、日本でも根強い人気のある犬種です。

そこで今回は、ボーダー・テリアとはどんな犬種なのか?詳しくご紹介します。

ボーダー・テリアの特徴や、性格・習性、そして飼い方などもまとめています!

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ボーダー・テリアの特徴

地中に生息する小動物を狩るために作出されてきたテリア種。

その中で、世界最古のテリア種と言われ、唯一古代の姿を保っているのがボーダー・テリアです。

テリア種はとても種類が多いのですが、ボーダー・テリアは14世紀頃からすでに確認されていたとも言われています。

特徴的なのは硬いショートコートと、大型犬にも引けを取らない勇敢な性格の持ち主というところでしょう。

また、垂れ耳の垂れ尾で、マズルと耳などはブラックというのが一般的です。

温厚で友好的

人懐こい

吠えづらい

スタミナがある

 その他情報

原産国 イギリス
犬種グループ
大きさ 小型
平均寿命 12年~15年
なりやすい病気 股関節形成不全,てんかん,椎間板ヘルニア
参考価格 30万円~50万円

被毛

抜け毛 少ない
毛質 ショートコート,ダブルコート
毛色 ブルー&タン,グリズル&タン,レッド,ブルー,ウィートン

体高

男の子25cm~35cm
女の子25cm~35cm

体重

男の子5.9kg~7.1kg
女の子5.1kg~6.4kg

ボーダー・テリアの体高・体重

体高25cm~35cm
体重男の子:5.9kg~7.1kg
女の子:5.1kg~6.4kg

ボーダー・テリアは小型犬に分類されており、体高は25cm~35cmほどとなっています。

脚は長いのですが、30cmを超えてくることは多くなく、体重も5kgから7kg程度です。

ボーダー・テリアの性格・習性

ボーダー・テリアはとても活発で疲れ知らずのスタミナを有し、猟犬としての仕事をしっかりこなせる犬種です。

あまり怒ることがなく穏やかで、他の動物に対しても有効的な性格の持ち主。

小さい子どもに対しても有効的であるため、小さい頃から一緒に育っていく姿も見られるでしょう。

ただ、テリア種らしい独立心も兼ね備えているので、子犬期からの適切なしつけが大切です。

ボーダー・テリアの毛色・被毛

被毛はダブルコートで短め。かなり硬めのコートとなっており、猟犬としての素質を兼ね備えています。

上毛がとても硬いので、動物からの攻撃や悪天候による影響も受けづらくなっています。

毛色については主に5種類となっています。

  • ブルー&タン
  • グリズル&タン
  • レッド
  • ブルー
  • ウィートン

子犬期にはブラック寄りであることも多いのですが、成長とともに明るくなっていきます。

ボーダー・テリアの平均寿命

平均寿命は約12歳~15歳ほどなので、一般的な犬種と大きく変わらないでしょう。

体も丈夫な子が多いものの、定期的な健康診断などで変化を見逃さないようにしましょう。

ボーダー・テリアの注意したい病気の一例

股関節形成不全(こかんせつけいせいふぜん)股関節が異常形成され、歩行不全などが見られる。
てんかん脳の信号伝達機能に異常が生じ、痙攣などを引き起こす。
椎間板ヘルニア(ついかんばんへるにあ)椎間板が飛び出して末梢神経を圧迫し、麻痺などを引き起こす。

ボーダー・テリアは遺伝的な疾患がほとんど見られない犬種ですが、暮らしていく過程での注意が必要です。

大型犬に起こりやすいと言われている股関節形成不全は、小型犬のボーダー・テリアでも注意しておきたい病気のひとつ。

これに加えて椎間板ヘルニアでも歩行不全などが見られることもあるため、特に足腰には気を配っておきましょう。

イギリス原産ということもあり、暑さは特に苦手。室温や湿度の調整はしっかり行いましょう。

ボーダー・テリアの誕生の歴史

ボーダー・テリアの歴史はとても古く、世界最古のテリア種と言われるだけあって、14世紀頃にはすでに確認されていたと言います。

ダンディ・ディンモント・テリアやベドリントン・テリアの混血によって、誕生した犬種だと考えられています。

生まれはイギリスのイングランド北西部。ボーダーズ地方というところの、チェビオト丘陵付近で確認されています。

この頃からすでに、キツネなどの小害獣を狩る犬種として活躍しており、農夫や羊飼いなどと一緒に暮らしていました。

文献で確認されているのは1882年で、他方へ出されることがなかったため、実際に犬種として認められたのは1920年と非常に遅い点も特徴的。

現在ではペットとして、またはショードッグとして世界中で人気の犬種です。

ボーダー・テリアの飼い方

ボーダー・テリアをお迎えするとなったとき、困らないように飼い方を確認しておきましょう。

特にスタミナがたっぷりあるボーダー・テリアは、運動や散歩時間などに注意する必要があります。

毎日1時間程度の散歩が必須

ボーダー・テリアは小型犬ですが、とてもスタミナ豊富な犬種でもあります。

狩猟犬だったという特徴から、1回30分程度の散歩を1日2回というのが最低限必要になってくるでしょう。

体を動かすこと自体がとても好きな犬種でもあるため、ボール遊びなども取り入れてあげると良いでしょう。

ドッグランなどで定期的にストレス発散

最低限の散歩に加えて、週末はドッグランなどでストレス発散できるようにしてあげましょう。

散歩だけでは十分な運動量が確保しきれず、愛犬のストレスになってしまいます。

必ずしも毎週必要というわけではありませんが、定期的に思いっきり遊べる環境が必要です。

独立心が強いため、子犬期からのしつけも重要

テリア種の血を色濃く引き継いでいるボーダー・テリアは、独立心の強い子が多いです。

賢いのでしつけはちゃんと覚えてくれますが、しつけができていないと自分の判断で行動するようになってしまいます。

愛犬のトラブルや危険がある際にも、飼い主さんの言うことを聞いてくれない、なんてことも。

現在の研究で犬には主従関係がないと言われていますが、信頼関係を築くことはとても重要ですよ。

可能であれば毎日ブラッシング

出典:Amazon

ダブルコートですがとても硬い被毛であるため、抜け毛はあまり多くありません。

ブラッシングのペースとしては、週に2~3回程度でも問題ありませんが、可能であれば毎日ブラッシングをしてあげましょう。

被毛が硬いため、ブラシ選びなども重要になってきます。

また、定期的にプラッキングと呼ばれる死毛を抜く作業を行うことで、毛の生え変わりを促進し、皮膚を健康的に保つことができます。

しかし、やり方を誤ってしまうと皮膚を傷めてしまうこともあるため、慣れないうちはトリミングサロンや病院でプラッキングをしてもらうことをおすすめします。

月に1回程度のシャンプー

出典:Amazon

室内飼いが一般的になっており、日本では狩猟犬としてボーダー・テリアを迎えることも少ないでしょう。

ボーダー・テリアの毛には汚れをはじく効果があるため、頻繁なシャンプーは必要なく、多くても月1回程度で問題ありません。

頻繁にシャンプーをしまうと、必要な皮脂まで落としてしまい、皮膚病や被毛へダメージを与えることに。

また、元々もっている毛の汚れをはじく効果が失われてしまうため、汚れが付きやすくなってしまいます。

そのため、普段はお散歩から帰ってきた時や、ブラッシング後に蒸しタオルなどで体を拭いてあげ、汚れがひどい場合や、臭いや毛のべたつきが気になった時に、シャンプーをしてあげましょう。

爪切りや耳の掃除は他の犬と同様に定期的に行いましょう。

暑さに弱いので、熱中症予防・対策は必須

ボーダー・テリア暑さに弱い犬種のため、熱中症にならないための予防・対策は必須です。

室内にいるときは、愛犬が快適に過ごせるようにエアコンを使って、温度や湿度をコントロールしてあげてください。

また暑い日のお散歩は、早朝や夕方など比較的涼しい時間帯を選ぶようにしましょう。

ボーダー・テリアにおすすめのドッグフード3選

レティシアンカナガンドッグフード チキン

抜群の食いつきで人気を博している、お肉・お魚たっぷり使用のカナガンドッグフード。

カナガンは原材料の50%以上が新鮮なお肉・お魚で、犬にとって必要となるタンパク質をたっぷり含んでいます。

消化しづらいと言われている穀物は含んでおらず、食物繊維を摂取するためサツマイモやえんどう豆を代わりに使用。

子犬や小型犬も食べやすいように、直径約1cmと小さめサイズにしてくれています。

対象年齢 全年齢
内容量 2kg
原産国 イギリス
主原料 チキン生肉26%、乾燥チキン25%
その他原材料 サツマイモ、エンドウ豆、ジャガイモ、エンドウ豆タンパク、アルファルファ、チキンオイル、乾燥卵、チキングレイビー、サーモンオイル、メチルスルフォニルメタン、リンゴ、ニンジン、ホウレンソウ、オオバコ、海藻、カモミール、セイヨウハッカ、マリーゴールド、クランベリー、アニス、コロハ
注意したい原材料 なし
安全性の高い添加物 グルコサミン、コンドロイチン硫酸、ミネラル類(鉄、亜鉛、マンガン、銅、ヨウ素、セレン)、ビタミン類(A、D3、E)
注意したい添加物 なし
100gあたりのカロリー 376kcal
1日あたりの価格(体重5kgの場合) 202円/80g
定期販売 1個:1個あたり4,534円(税込)/2~4個:1個あたり4,282円(税込)/5個以上:1個あたり4,030円(税込)
フード目的 一般食(FEDIAF基準)
フードの種類 ドライ

レティシアンモグワンドッグフード

多くの愛犬家に選ばれ、「放し飼いチキン、サーモン、ココナッツオイル、りんご、かぼちゃ、海藻」などにこだわったレシピで作られています。

新鮮で良質なタンパク質を使うことで、ビタミンAやビタミンB群もしっかりと補給。

世界屈指の動物大国として知られている、イギリスで製造されているドッグフードです。

対象年齢 全年齢
内容量 1.8kg
原産国 イギリス
主原料 放し飼いチキン生肉、生サーモン、乾燥チキン、乾燥サーモン
その他原材料 チキングレイビー 、サーモンオイル 、サツマイモ、エンドウ豆、レンズ豆、ひよこ豆、ビール酵母、アルファルファ、ココナッツオイル、バナナ、リンゴ、海藻、クランベリー、カボチャ、カモミール、マリーゴールド、セイヨウタンポポ、トマト、ショウガ、アスパラガス、パパイヤ、メチルスルフォニルメタン( MSM)、乳酸菌
注意したい原材料 なし
安全性の高い添加物 コンドロイチン、ミネラル類(亜鉛、鉄、マンガン、ヨウ素)、ビタミン類 (A、 D3、E)
注意したい添加物 なし
100gあたりのカロリー 361.5kcal
1日あたりの価格(体重5kgの場合) 240円/86g
定期販売 1個:1個あたり4,534円(税込)/2~4個:1個あたり4,282円(税込)/5個以上:1個あたり4,030円(税込)
フード目的 一般食(FEDIAF基準)
フードの種類 ドライ

ミシュワンプレミアムフード 小型犬用

小型犬にとって必要となる栄養素をたっぷりと詰め込んだ、ミシュワンのプレミアムフード。

厳選した素材は「馬肉、まぐろ、緑イ貝」などで、タンパク質からDHA・EPA、オメガ3脂肪酸などを含んでいます。

袋を開けた瞬間からしっかりと香ってくれるので、偏食気味の子も思わず飛びついてくれるのではないでしょうか。

約9mm x 6mmで厚さは約2.5mmとなっているので、噛む力が弱い子にも、小型犬にも嬉しい作りです。

対象年齢 全年齢
内容量 1kg
原産国 日本
主原料 肉類(鶏肉、馬肉、鶏レバー)
その他原材料 大麦、玄米、鰹節、大麦ぬか、ビール酵母、米油、卵黄粉末、まぐろ、黒米、赤米、イヌリン(水溶性食物繊維)、コラーベンペプチド、発酵調味液、玄米麹、はと麦、あわ、きび、ひえ、フラクトオリゴ糖、昆布、大根葉、ごぼう、人参、緑イ貝、乳酸菌、DHA、含有精製魚油粉末、セレン酵母、キャベツ、ブロッコリー、かぼちゃ、むらさきいも、さつまいも、あかもく、わかめ、白菜、高菜、パセリ、青じそ
注意したい原材料 なし
安全性の高い添加物 タウリン、L-トレオニン、ミネラル類(リン酸三カルシウム、塩化ナトリウム、塩化カリウム、グルコン酸亜鉛、ピロリン酸第二鉄、グルコン酸銅)、ビタミン類(ビタミンA、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンB2、ビタミンB12、パントテン酸カルシウム)
注意したい添加物 なし
100gあたりのカロリー 352kcal
1日あたりの価格(体重5kgの場合) 392円/123g
定期販売 初回 1袋:3,184円(税込)/2回目以降 2袋:6,368円(税込)
フード目的 総合栄養食
フードの種類 ドライ

ボーダー・テリアの価格

イギリスを中心として、世界では非常に人気の高いボーダー・テリアですが、日本ではあまり知られていません。

そのためペットショップや国内ブリーダーからお迎えすることが難しく、価格はやや高めの30万円~50万円ほどと考えておきましょう。

基本的には海外から輸入してお迎えすることになると思うので、諸経費や手数料などがかかる可能性も考慮しておくと良いです。

また、海外からの輸入によるお迎えのには、輸送トラブルなどのリスクなども念頭に置いて検討しましょう。

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