愛猫とお出かけ

猫をタクシーに乗せてもいい?利用する際の注意点やマナーを解説

2023年4月20日

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ペットに対して寛容になりつつある日本ですが、さまざまな場面での注意点はまだまだ多くあります。

そのひとつがタクシー利用で、そもそも愛猫をタクシーに乗せても良いものか?という疑問もあるはず。

しかし、すぐに動物病院へ行かないといけないときや、夜間の外出時にはタクシー利用を検討しますよね。

そんなとき、タクシー利用が可能なのか迷わないよう、前もって利用可否や注意点・マナーを確認しておきましょう!

nademo編集部

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猫はタクシーに乗せても良い

現在のタクシー会社によるルールでは、条件が守られれば犬・猫などのペットの乗車が可能になっています。ここで重要なのは、基本的には乗車可能であるが、タクシー会社によっては難しい場合もある、ということです。

これは国土交通省が定める「旅客自動車運送事業運輸規則 第五十二条(物品の持込制限)」より、以下のように愛玩用小動物の持ち込みは可能とされています。

十三 動物(身体障害者補助犬(身体障害者補助犬法 (平成十四年法律第四十九号)の身体障害者補助犬をいう。)及びこれと同等の能力を有すると認められる犬並びに愛玩用の小動物を除く。)

補助犬はもちろんのこと、犬や猫なども基本的にはOKということです。

ただしこれはあくまで、ルールに則ってマナーを守った乗車が可能な場合と考えた方が良いでしょう。

場合によっては乗車拒否されてしまう可能性もあるため、タクシー会社やタクシー運転手が定めるルールに則り、乗車することが適切です。

動物病院の利用時などに、タクシー利用の可能性がある

愛猫と一緒に、頻繁にタクシーを利用するような場面はあまりないでしょう。

しかし、動物病院までタクシー利用する方が最短距離である場合、夜間などその他交通機関を利用できない場合には、タクシー利用を検討することになります。

自家用車を持っていない場合であれば、引っ越しなどの移動時にも利用することがあるかもしれませんね。

利用前にはタクシー会社ごとに必ず確認する

原則として猫をタクシーに乗せることは可能ですが、レストランなどに利用制限があるように、人と同じような乗り方はトラブルの元。

愛猫をタクシーに乗せる場合は、必ずタクシー会社・タクシー運転手へと確認する方が良いでしょう。

タクシー会社・タクシー運転手ごとに違った決まりがあるかもしれませんし、決まりを守れないと乗車拒否される可能性もあるからです。

事前に確認して条件を把握しておき、ルール範囲内で利用するというのがトラブルにもならず安心です。

ペットタクシーなら確実

犬や猫をタクシーに乗せて移動する際には、一般的なタクシー以外にも方法があります。

まだまだ一般的ではありませんが、それがペットタクシーというものです。

ペットタクシーはペット専用のタクシーとして運営されているため、余計な気を使う必要がありません。

事前の予約や送迎に来てもらう必要があるものの、大型犬でもゆったり寛げるような空間が作られています。

愛猫のタクシー乗車が拒否されるケース

原則として猫のタクシー利用は可能ですが、乗車拒否されてしまうケースもあります。

どんな場面で乗車拒否されてしまうのか、事前に確認しておきましょう。

タクシー会社・タクシー運転手の判断

ペットのタクシー利用については、タクシー会社やタクシー運転手が判断することもあります。

多くはタクシー会社が定めているルールはあるものの、状況を見てタクシー運転手が最終判断をすることも。

理由や条件を詳しく教えてくれることもあるので、指示に従って乗車することをおすすめします。

車内を汚す可能性がある場合

移動用のケージやトイレシーツ、汚れを防ぐためのタオルなどを持っていない場合は、車内を汚す可能性があります。

猫の場合はケージなしで外出することはないでしょうが、犬でも猫でもタクシー利用時は必須。

車酔いしてしまう子もいるので、体調を崩してしまったときに備えてトイレシーツやタオルなども必要です。

運転の妨げになることが予想される場合

ケージに入って静かにしている場合は少ないものの、興奮しているときには乗車が難しいこともあります。

仮に車内でケージから逃げ出してしまえば、運転の妨げになって事故に繋がる可能性もあるためです。

そうなると愛猫だけでなく、運転手や飼い主さんの危険も高まるため、乗車拒否されるケースがあります。

愛猫をタクシーに乗せる際の料金・費用

愛猫と一緒にタクシーに乗車するからといって、別途料金が発生するということは基本的にありません。

走行距離に応じて料金が発生するだけなので、メーター表示通りの料金と考えてよいでしょう。

そのため迎車利用をするならば、迎車料金が発生するなど、一般的なタクシー利用と変わりません。

ただし、仮にタクシー車内を汚したり傷つけてしまった場合、別途クリーニング代・修理代の請求がある可能性もあります。

愛猫と一緒にタクシーに乗る際には、ルールやマナーを守りながら、ペットシーツや毛布などを用意して汚れないような対策が必要です。

愛猫をタクシーに乗せる際のマナー

愛猫と一緒にタクシー利用をする際には、タクシー会社側が定めるルールとは別にマナーも存在します。

これらのマナーは、飼い主さんやタクシー運転手、そのどちらも気持ちよく利用するためです。

また、その後に乗車されるお客さんのことも考えて、マナーを守り利用するようにしましょう。

乗車の可否を運転者・会社に確認しておく

まず始めにすべきことは、利用するタクシー会社に確認しておくということ。

予約ではなく街中でタクシーを止めて乗車する際には、タクシー運転手に確認することが大切です。

確認を取らないまま乗車しようとすると、止められる可能性もあります。

キャリーに入れて乗車する(走行中も開けない)

タクシーに乗車し、愛猫はキャリーバッグやキャリーリュックに入れた状態にしておきましょう。

走行中にはキャリーを開けずに、運転の妨げにならないよう、注意して管理します。

万が一、キャリーを開けて逃げ出してしまいタクシー運転手に飛びかかってしまったら、そう考えるととても危険なことがわかりますよね。

キャリーは膝の上・座席上ならタオルを敷く

座席が汚れてしまう可能性も考え、キャリーは原則として飼い主さんの膝の上に置きます。

座席に置いて良いとタクシー運転手の確認が取れた場合でも、キャリーの下にタオルを敷くなどのマナーは必要です。

長距離を移動しなければいけないときなどは、膝の上にずっと置いておくのも辛いですよね。

タオルを持っておけば粗相をしたときにも掃除しやすいので、外出時にはぜひ持っておきましょう。

嘔吐やトイレ対策をしておく

キャリーに入れて乗車するとはいえ、嘔吐やトイレ対策はマナーです。

車酔いによる嘔吐の可能性や、キャリー内で車移動をする、というストレスもあります。

もし万が一、嘔吐や粗相をしてしまったときには、すぐに掃除できるようなアイテムを持っていくことも大切。

  • ペットシーツ
  • タオル
  • ビニール袋

など。万が一に備えて、マナーグッズを用意しておきましょう。

どれだけ対策をしても体調を崩してしまうことはありますので、万が一に備えたアイテム・グッズの準備も忘れずに。

愛猫をタクシーに乗せる際の注意点

マナーを守って利用する上でも、予期せぬ事態に陥ることがあります。

どんなことが想定されるのか、事前に確認しておきましょう。

愛猫の体調変化に注意する

猫は環境の変化に弱い動物なので、ストレスやパニックから嘔吐してしまうこともあります。

普段から車に乗る機会が多い子なら慣れもあるかもしれませんが、体調の変化は見逃さないようにしましょう。

万が一に備えて、車内を汚さないようにするためにもペットシーツは必要不可欠でしょう。

車内を汚すとクリーニング代を請求されることもある

車内を汚さないように対策した上で利用することになりますが、もし汚してしまった場合には、クリーニング代を請求されてしまうこともあるため注意が必要。

ペットタクシーなどでは利用料金内にこうしたクリーニング代が含まれていることもありますが、一般的な人間が利用するタクシーでは別途必要が発生すると思っておいて良いでしょう。

きちんと対策しておいても、意図せず事態によって汚れてしまうこともあります。

マナーやルールを守って利用していれば基本的にはありませんが、その可能性もあるということを覚えておきましょう。

愛猫も利用できるおすすめペットタクシー

No 外観 店名 目安予算 予約 送迎範囲 営業時間 利用方法 対応犬種 対応猫種 ペットのみの送迎 割増料金 種類や頭数による料金変動
1東葛ペットタクシー

2,200円~

離島を除き、全国に対応8:00~20:00 ※時間外は応相談お電話もしくはメール、お問い合わせフォームにてご予約全犬種OK全猫種OK走行時間による割増料金なしなし
2三和交通 ペットタクシー&ペット119番

通常メーター料金

横浜市(未対応エリアあり)東京都(未対応エリアあり)埼玉県(未対応エリアあり)-登録して利用全犬種OK全猫種OK時間制運賃またはメーター運賃以外なしなし
3ペットタクシーうたたね

3,000円

東京、名古屋、大阪24時間365日体制電話もしくはLINE予約全犬種OK全猫種OK--
4ペットタクシーワンネス

2,000円~3,000円

足立区、江戸川区を拠点とした東京23区、千葉、埼玉(その他エリアも応相談)8:00~20:00ホームページまたは電話予約全犬種OK全猫種OK--
5ペットタクシーのNature(ナチュレ)

3,000円

東京23区内8:00~20:00電話もしくはホームページより予約全犬種OK全猫種OK---
6ペットタクシーのアイボウ(相棒)

1,000円~3,000円

大阪を中心に、奈良、兵庫、和歌山の一部-電話もしくはホームページより予約全犬種OK全猫種OK引っ越し利用時、23時~翌朝7時までの運行-

東葛ペットタクシー

出典:https://pet-taxi.jp/

業界でも最大規模で、過去には10万件以上の実績を持つのが東葛(とうかつ)ペットタクシーです。

営業所自体は東京都や千葉県といった関東近郊のみですが、送迎範囲は離島を除いた全国となっています。

関東運輸局公認事業者で愛玩動物飼養管理士も在籍しているため、安心感も抜群。

近場から遠出まで、首都圏に限らない移動が可能になっているペットタクシーです。

東葛ペットタクシー

目安予算
2,200円~
営業時間
8:00~20:00 ※時間外は応相談

おすすめポイント

リーズナブル

愛玩動物飼養管理士在籍

ペットのみの乗車も可

 その他店舗データ

送迎範囲 離島を除き、全国に対応
利用方法 お電話もしくはメール、お問い合わせフォームにてご予約
対応犬種 全犬種OK
対応猫種 全猫種OK
ペットのみの送迎
割増料金 走行時間による割増料金なし
種類や頭数による料金変動 なし
定休日 年中無休

施設の詳細

公式サイト

 料金表

基本料金 5km以内 2,200円
基本料金 6km~100km 220円/1km毎
基本料金 101km~200km 170円/1km毎
基本料金 201km~ 130円/1km毎
お迎え料金(地域により異なる) 1,000円~
待機料金 250円/10分
有料道路代 実費加算
回送料金 無料

三和交通ペットタクシー&ペット119番

出典:https://www.sanwakoutsu.co.jp/special/vol_005.html

神奈川県を中心として東京や埼玉県など、関東圏で運営されている三和交通によるペットタクシー。

本業がタクシー会社ということもあって、長い歴史を持つタクシー会社として信頼感があります。

愛犬・愛猫と一緒に利用できるペットタクシーは、あらかじめ動物病院を登録しておいて緊急時に配車手配をすることも可能。

セダンとワゴンの2種類があり、体のサイズに適したタクシーを選ぶことができます。

三和交通 ペットタクシー&ペット119番

目安予算
通常メーター料金
営業時間
-

おすすめポイント

急病・急用に対応

定期的な移動に対応

大型犬可能

 その他店舗データ

送迎範囲 横浜市(未対応エリアあり)東京都(未対応エリアあり)埼玉県(未対応エリアあり)
利用方法 登録して利用
対応犬種 全犬種OK
対応猫種 全猫種OK
ペットのみの送迎
割増料金 時間制運賃またはメーター運賃以外なし
種類や頭数による料金変動 なし
定休日 年中無休

施設の詳細

公式サイト

 料金表

ペット&飼い主様 通常メーター料金
ペットのみ 横浜 2,800円/30分
ペットのみ 埼玉 3,310円/30分
ペットのみ 府中 3,110円/30分
ペットのみ 小平 3,110円/30分
ペットのみ 八王子 3,110円/30分
予約料金 410円(別途迎車料金あり)

ペットタクシーうたたね

出典:https://www.pettaxi.pro/

“完全マンツーマン”をコンセプトとし、ペットに付き添う形で送迎してくれるペットタクシーうたたね。

「東京・千葉支店、名古屋・浜松支店、大阪・和歌山支店」という3箇所の営業所で対応。

特定の地域から全国まで幅広く対応しており、犬猫に関する専門知識を持ったコンシェルジュが対応してくれます。

24時間365日、いつでもどこでも対応してくれるので、緊急時にも頼りになるペットタクシーです。

ペットタクシーうたたね

目安予算
3,000円
営業時間
24時間365日体制

おすすめポイント

完全マンツーマン

長距離輸送サービスあり

夜間・深夜サービスあり

 その他店舗データ

送迎範囲 東京、名古屋、大阪
利用方法 電話もしくはLINE予約
対応犬種 全犬種OK
対応猫種 全猫種OK
ペットのみの送迎
割増料金 -
種類や頭数による料金変動 -
定休日 年中無休

施設の詳細

公式サイト

 料金表

東京 基本料金 2,000円+お迎え料金+走行距離+待機料金
名古屋 基本料金 1,650円+お迎え料金+走行距離+待機料金
大阪 基本料金 1,650円+お迎え料金+走行距離+待機料金

ペットタクシーワンネス

出典:https://oneness-taxi.com/

東京足立区、江戸川区を拠点として運営されているのが、ペットタクシーワンネスです。

東京23区から千葉や埼玉などを中心としており、その他のエリアも相談次第では対応してくれます。

愛犬・愛猫への負担を考えて、車は揺れの少ない軽乗用車ワゴンを使用し、送迎対応。

事前予約が基本となっていますが、急ぎの利用も可能になっていますよ。

ペットタクシーワンネス

目安予算
2,000円~3,000円
営業時間
8:00~20:00

おすすめポイント

大型犬可能

送迎利用可能

 その他店舗データ

送迎範囲 足立区、江戸川区を拠点とした東京23区、千葉、埼玉(その他エリアも応相談)
利用方法 ホームページまたは電話予約
対応犬種 全犬種OK
対応猫種 全猫種OK
ペットのみの送迎
割増料金 -
種類や頭数による料金変動 -
定休日 年中無休

施設の詳細

公式サイト

 料金表

5km 2,200円
10km 3,300円
15km 4,400円
20km 5,500円
25km 6,600円
30km 7,700円
迎車料金 880円~ (地域によって異なる)
待機料金 10分 220円

ペットタクシーのNature(ナチュレ)

出典:https://nature-inc.co.jp/petto-taxi/

安心して気軽に利用できるペットタクシーを目指し、サービスを開始したというペットタクシーのNature。

本業ではレンタカー事業などを手掛けており、車に関することなら知識も経験も豊富です。

拠点は池袋駅近くとなっており、東京都内や東京近郊に対応地域を絞ることで、利用料金をコストダウンしてくれています。

迎車料金は事業所から10km以内なら無料となっており、これも魅力のひとつとなっています。

ペットタクシーのNature(ナチュレ)

目安予算
3,000円
営業時間
8:00~20:00

おすすめポイント

小動物可能

広めの乗車スペース

 その他店舗データ

送迎範囲 東京23区内
利用方法 電話もしくはホームページより予約
対応犬種 全犬種OK
対応猫種 全猫種OK
ペットのみの送迎 -
割増料金 -
種類や頭数による料金変動 -
定休日 年中無休

施設の詳細

公式サイト

 料金表

基本料金(5km) 3,000円
基本料金(10km) 4,500円
基本料金(15km) 6,000円
基本料金(20km) 7,500円
迎車料金(5km) 無料
待機料金(5km) 1時間無料(以降30分ごとに500円)

ペットタクシーのアイボウ(相棒)

出典:https://www.aibou.com/

ペットタクシーのアイボウは関西・近畿を中心としてサービス展開する会社です。

親会社がサービスステーションGSということもあり、ガソリンを安く使えてコストダウンも実現。

特に中距離や長距離の移動については、その魅力をより強く感じられるでしょう。

安全管理、衛生管理も誠実に行ってくれており、快適な車内を利用することができます。

ペットタクシーのアイボウ(相棒)

目安予算
1,000円~3,000円
営業時間
-

おすすめポイント

広めの乗車スペース

ペット専用車両

 その他店舗データ

送迎範囲 大阪を中心に、奈良、兵庫、和歌山の一部
利用方法 電話もしくはホームページより予約
対応犬種 全犬種OK
対応猫種 全猫種OK
ペットのみの送迎
割増料金 引っ越し利用時、23時~翌朝7時までの運行
種類や頭数による料金変動 -
定休日 年中無休

施設の詳細

公式サイト

 料金表

お迎え料金5km 1,000円
乗車料金5km 1,500円
お迎え料金10km 1,500円
乗車料金10km 2,500円
お迎え料金15km 2,000円
乗車料金15km 3,500円
待機料金 0分~30分:無料(31分以降、15分ごとに500円)

マナーとルールを守れば猫もタクシー利用可能

愛猫と一緒に行動する際は、色々な制限がかかることも多く、タクシーの利用をためらってしまう機会も多いでしょう。

ですが、適切にマナーやルールを守って利用すれば、移動にタクシーを使うことは問題ありません。

飼い主さんもタクシー運転手の方も、お互いに不快な思いをしないためにも、事前の確認で気持ちよく利用してみましょう。

タクシー利用が多い人、事前に利用することがわかっている場合には、ペットタクシーの利用がおすすめですよ。

この記事の執筆者

nademo編集部

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編集部

新しい家族を迎えるペットファミリーにとって、欲しい情報をnademo編集部がお届けします。
「いつまでも どこまでも」必要な情報を理解するだけではなく、心もお腹も満たされるような日々のために。
&nademo(アンドナデモ)のコンセプトをもとに、飼い主さんとペットが安堵できる時間を演出します。

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