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すいしょうたいだっきゅう

水晶体脱臼

概要

水晶体脱臼とは、チン小帯によって支えられている水晶体が、チン小帯が生まれつき、あるいは他の眼疾患によりゆるくなって、水晶体が本来の位置から外れる状態のこと。

症状

症状としては「痛みで目を細める、瞳孔内に水晶体の縁が見える、眼内出血、角膜が白く腫れる(角膜浮腫)」といったものが見られる。

検査・診断

「スリットランプ検査、眼球の超音波検査、眼圧検査」などを行い、緑内障や白内障などと合わせて確認する。

治療法

水晶体が本来の位置から前側にずれる前方脱臼では、激しい痛みがあるため、水晶体を摘出する手術が行われ、後ろ側にずれる後方脱臼では経過観察をすることも多い。

後方脱臼から前方脱臼しならないよう、縮瞳薬による点眼なども行われる。

この情報の監修者

監修者情報

西岡 優子

西岡 優子

ライター、獣医師

北里大学獣医学科を卒業後、出身の高知県近県である香川県の動物病院にて、小動物の診療に携わる。
結婚を機に、都内の獣医師専門書籍の出版社で編集者として数年勤務し、現在は動物病院で時短で獣医師として働く傍ら、犬・猫・小動物系のライターとして活動している。

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