たはつせいのうほうじん
多発性嚢胞腎
概要
多発性嚢胞腎症とは、腎臓に多数の嚢胞ができることで、腎機能が少しずつ低下していく病気のこと。
症状
嚢胞の数が増えていくことで「多飲多尿、食欲不振、脱水、貧血、嘔吐」などが見られるようになる。
検査・診断
遺伝性疾患によるため、遺伝子検査を始めとした「血液検査、X線検査、尿検査、CT検査」などを行う。
治療法
現在のところ、完治させる治療法はないため、慢性腎不全にと同様の治療が行われる。
活性炭やリン吸着剤の投与、「タンパク質、リン、ナトリウム」を制限した療法食、排尿を促す点滴、腎不全の進行を遅らせる血圧降下剤の使用など。
この情報の監修者
監修者情報
ライター、獣医師
北里大学獣医学科を卒業後、出身の高知県近県である香川県の動物病院にて、小動物の診療に携わる。
結婚を機に、都内の獣医師専門書籍の出版社で編集者として数年勤務し、現在は動物病院で時短で獣医師として働く傍ら、犬・猫・小動物系のライターとして活動している。