チワワは小さくて運動量が少ないからお散歩はいらないのでは?という意見を耳にしたこと、ありませんか。
確かにチワワは小さくて、どちらかというと運動量が少ない犬。でも、他の犬種同様にお散歩は必要です。
この記事ではチワワにお散歩が必要な理由やお散歩の方法、事前準備などについてまとめています。
チワワをお迎えする前にお散歩について知っておきたい、あるいはチワワを迎えたけどお散歩に不安がある、という方はぜひ読んでみてください。
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目次
チワワにお散歩は必要?
世界最小の犬として知られるチワワ。小さな、愛らしい姿で人気を博していますね。
その小ささゆえ毎日のお散歩は必要ないといわれることもありますが、結論からいえばチワワであってもお散歩は必要です。
もしも大きな家に住んでいて、愛犬が走り回れるような立派な庭があるなら、確かに小型犬であるチワワを毎日お散歩に連れ出す必要はないかもしれません。
しかしながら、日本において十分な運動ができるだけの庭付きの大きな家に住んでいる、という飼い主さんはそう多くないと思います。
一般的なご家庭においては、チワワにもやはり、日々のお散歩は欠かせないものと考えたほうがいいでしょう。
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運動量の少ないチワワにもお散歩が必要な理由
家の中にずっといる時間が続くとチワワも人間同様、運動不足になります。
メンタル面でのストレスを抱えると同時に筋力が衰えたり、活発に動くことができなくなるリスクも高まるでしょう。
気分転換やストレス解消になる
私たち人間も何日か家のなかにいて数日ぶりに外に出たとき、こもりきりだったストレスも手伝って大きな開放感を感じますよね。
犬も人間と同じ。室内にこもる時間が長くなるとストレスが増します。やはりチワワにも、気分転換やストレス解消は必要です。
日々のお散歩を続けることで、適度な気分転換とストレス解消になります。
天候や犬の体調に問題がなければ朝晩2回、散歩に出かけたいところです。
社会性を身につけられる
ずっと家のなかにこもりきりで、人間や他の犬とあまり触れ合わずに幼少期を過ごした犬は、社会性が身につきにくいといわれます。
成犬でも平均体重2~3kgという小さなチワワ。幼い時はあまりにも小さすぎて、こんな小さい子を散歩に連れて行っていいのかな…と不安になる飼い主さんもいらっしゃることでしょう。
そうこうしているうちに成長してしまい、慌ててお散歩を始めたら外の環境になかなか馴染めないということも起こりがちです。
知らない人や犬に向かって執拗に吠えたり、電車や自動車の音を過剰に怖がったりすると連れて歩く飼い主さんも大変。
愛犬もお散歩のたびにストレスを感じて、お散歩の苦手な子になってしまっては残念です。
社会性を身につけ、毎日のお散歩を楽しく行えるように小さなうちから慣れさせましょう。
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チワワのお散歩の時間・距離・回数の目安
チワワのお散歩時間や距離、回数の目安は下図のとおり。
時間 | 1回15分~30分 |
距離 | 子犬:約1km 成犬:約2km |
回数 | 1日2回 |
あくまでも目安です。体力や筋肉量には個体差がありますし、年齢・体調などによっても変化が出てきます。
時間や距離についてはその子に合わせて、飼い主さんが調整するといいでしょう。
人間の歩くペースは時速4kmほどなので、1kmの散歩をするならば15分ほど。2kmなら30分ほどのお散歩が必要になってきます。
多すぎてもよくありませんが、少なすぎると愛犬のためになりません。
散歩が終わってから適度に息切れしている程度が、ちょうどいいお散歩目安となります。
チワワとお散歩に行く際の注意点
チワワは身体が小さいこともあり、お散歩時に飼い主さんが気をつけておきたい点がいくつかあります。
骨や関節に負担がかかるコースを避ける
他の犬に比べて一般的にチワワは骨が細くきゃしゃで、骨格の小さな犬です。
人間にとってはなんともない道だったとしても、気を付けるべきポイントも多いもの。
特に、階段や急な坂道が続く場所は避けてお散歩するようにしましょう。
できるだけなだらかな、平坦で舗装された道を歩くのがおすすめです。
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目を怪我しないようにできるだけ安全な道を通る
目がクリクリと大きいのもチワワの特徴です。
目の大きさに加えて身体が小さいので目の位置が地面に近く、ごみやホコリなどが入りやすいリスクがあります。
目の怪我を防ぐために、できるだけ安全な道を選んで散歩しましょう。
舗装されていない道や、障害物の多い道は避けて歩いてくださいね。工事中の道なども注意が必要です。
犬同士の距離に気をつける
チワワは身体の小ささゆえ警戒心が強く、臆病な性格の子も多いようです。
お散歩中、知らない犬に出会うと往々にして怖がったり、吠えたりします。
相手の犬に刺激を与えて吠えられたり、攻撃されたりすると怖い思いをしてお散歩に積極的ではなくなってしまうかもしれません。
お散歩時は犬同士の距離に気をつけて、過度に刺激しあわないよう注意。
犬同士の雰囲気が和やかで、コミュニケーションを取りたそうにしているときは、立ち止まって様子を見るといいでしょう。
拾い食いに気をつける
犬が興味のあるものを口に入れたり、いい匂いのするものを拾い食いしてしまったりするのは本能です。
しつけをしなければ、お散歩中に拾い食いをしてしまうリスクは避けられません。
拾い食いしそうになったとき「ダメ」「ストップ」などの合図でやめさせられるようにしっかりと、しつけをしておきましょう。
万一、犬にとって毒のあるものを拾い食いしてしまったら命に関わります。十分に注意しましょう。
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排泄物は必ず処理する
トイレは散歩の前に自宅で済ませていくことが、基本的なマナーです。
ただ散歩中に排泄してしまうこともあるでしょう。散歩中に出た排泄物を持ち帰るのは、犬を飼う人にとってのマナーです。
散歩中はエチケット袋・ペットボトルに入れた水などを必ず持参して、しっかりと処理できる準備をしておきましょう。
夏の暑い日は気温が低く、日差しが弱い時間帯を選ぶ
チワワは暑さに強い犬といわれていますが、人間同様に日本の夏の蒸し暑さはやはりこたえます。
最高気温が25度を超える夏日になったら、朝の比較的早い時間、夜の比較的遅い時間を選んでお散歩しましょう。
あまりにも暑い日はうんちやおしっこを済ませたら、早めに散歩を切り上げるようにしてください。
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冬の寒い日は寒さ対策をして、日の当たる場所を歩く
チワワはメキシコ原産の犬種です。夏の暑さには比較的強いですが、冬の寒さにはとても弱いという特徴があります。
冬のお散歩時は厚手の服や靴下で寒さ対策をして、気温の低すぎない時間帯にひなたを歩いてお散歩しましょう。運動と日光浴を兼ねられます。
昼間でも日差しが少ないときなどはブルブル震えて寒がり、ときにはお散歩を嫌がることもあるでしょう。
そんなときは早めに切り上げるか、お散歩を休んで様子をみましょう。
チワワをお散歩に連れ出す前に準備しておくこと
おうちにチワワを迎えたとき、お散歩へ連れて行く前に準備しておきたいことが4つあります。
どれも難しいことではありません。前もって心得ておき、安心してお散歩を楽しめるようにしましょう。
ワクチン接種を済ませておく
チワワに限らず、子犬をお迎えしたときは指定のワクチン接種が必要です。
最寄りの動物病院でワクチン接種を受け、獣医師さんのOKが出たらお散歩をスタートします。
成犬のチワワをお迎えするときも必ず、動物病院で指導を受けましょう。
お散歩解禁後もコンスタントなワクチン接種が必要です。専門家の指導のもと接種して、病気を予防しましょう。
リードやハーネスに慣れさせる
世の中の愛犬たちが当たり前のようにつけているリードやハーネスも、初めてのときは戸惑うもの。
人気のないところや自宅などの屋内でまず練習をして、苦手意識をもたないようにしてあげるといいでしょう。
お散歩をするときにはリードやハーネスが必要不可欠となるため、つけるところから嫌がられないよう慣れてもらいます。
外の騒音や匂いに慣れさせる
犬は人間より、はるかに優れた嗅覚・聴覚をもっています。
私たちが当たり前に感じている騒音や匂いを、とても敏感に感じ取っていることでしょう。
お散歩デビューの前に、1日に何度か窓を開けて外気にふれさせましょう。
実際、お散歩に出るようになっても、最初のころは外の雑多な騒音や匂いに戸惑いをみせるかもしれません。
嫌がる場合は無理に歩かせず、「飼い主さんと一緒にいれば大丈夫!」という意識をもってくれるまで、根気よく慣れてもらうようにしましょう。
お座りや待て、おいでなどのしつけを済ませておく
お散歩はOKが出るまで、室内で過ごす時間があります。
この間におすわりや待て、おいでなどの基本的なしつけを済ませられるのが理想です。
例えば道路などへ飛び出そうとしたとき「待て」がわかれば慌てなくても大丈夫ですし、飼い主さんがベンチなどに腰掛けて休もうとするとき、愛犬がお座りを覚えていればウロウロしません。
基本的なしつけが済んでいれば、スムーズにお散歩デビューができるでしょう。
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チワワとのお散歩は飼い主ができる限りのサポートを
ご存知のとおり、チワワはとても小さな犬です。お散歩に出れば他の犬に吠えられたり、猫に威嚇されたりします。
良かれと思って近寄ってくる犬好きの人たちも、お散歩にまだ慣れない愛犬にとってはストレスかもしれません。
私たち人間の想像以上に、チワワにとって散歩デビューは冒険といえるでしょう。
苦手意識をもつことなく毎日、愛犬から「連れてって!」とリクエストするくらいお散歩を楽しみにしてくれるといいですね。
最初は試行錯誤が必要かもしれません。楽しく無理のない、それでいて適度な運動ができるお散歩についていろいろ、試してみてください。
正解はありません。愛犬の性格や体力などにあわせて、ベストなお散歩を模索しましょう。
そして飼い主さんも愛犬との散歩を日々、楽しんでくださいね!
この記事の執筆者
nademo編集部
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