ラグドールは大柄な猫ですが、性格はとても甘えん坊。スキンシップが大好きで猫にしては珍しく抱っこされると喜びます。
非常に愛らしい性格のラグドールですが、長毛種で体格も良いため、飼育するときは気をつけなければならないことも。
この記事ではラグドールの性格や特徴、飼い方のポイントについて丁寧に解説します。
長毛の猫や大型の猫に興味のある方、猫と触れ合うのが好きな方はぜひ参考にしてくださいね。
この記事の結論
- ラグドールはぬいぐるみのことで、その名の通り抱っこされるのが大好き
- 寄り添ってくれる甘えん坊な性格で、横にいてくれたりスキンシップを求めてくる
- ラグドールは落ち着いた性格も魅力で、一人暮らしや集合住宅でも飼いやすい
- 運動量は少ないが、適度な運動や一緒に遊んであげる必要がある
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目次
ラグドールの特徴
ラグドールとはぬいぐるみのこと。ミディアム・ロングのふさふさの毛並みを持つアメリカ原産の猫です。
体全体が白をベースとした毛で覆われており、顔や耳、手足などに灰色や焦げ茶色のアクセントとなるポイントカラーが入っているのも特徴的。深みのある青い瞳と丸みを帯びた頬も印象に残ります。
子猫の時期が長く、4年かけてゆっくり成猫へと成長します。
その分、体つきは筋肉質でしっかりしていて成猫になると9kgを超える子もいます。
穏やかで従順な性格の持ち主
優しく人慣れしてくれる
無駄に鳴くことはない
運動神経はあまりよくない
その他情報
原産国 | アメリカ合衆国 |
猫種公認団体 | |
大きさ | 大型 |
平均寿命 | 13歳〜14歳 |
なりやすい病気 | 肥大型心筋症,尿路結石症,熱中症,皮膚炎 |
参考価格 | 10万円~70万円 |
被毛
抜け毛 | 少ない |
毛質 | ダブルコート |
毛色 | クリーム,ブルー,レッド,チョコレート,シナモン,シール,フォーン,ライラック |
毛の長さ | 長毛 |
ラグドールのサイズ(体高・体重)
体高 | 27cm~29cm |
体重 | 男の子:4.5kg~9kg 女の子:4kg~6kg |
ラグドールはやや大型に分類される猫で、成猫の体高は27cm~29cm、体重は4kg~9kgと大きめ。筋肉質でたくましい体つきです。
猫は通常1年で成猫になりますが、ラグドールは4年かけてゆっくりと大人の猫になります。
そのため、長い成長期にしっかり栄養のあるフードを食べさせてあげると、より元気で丈夫な子に育ちます。
ラグドールの被毛・毛色
ラグドールの毛色や柄はいろいろな種類がありますが、ポイントと呼ばれる柄が基本。しっぽや脚の先端、顔や耳などが部分的に濃い色になります。
その他には四足に手袋や靴下を履かせたようで可愛らしいミテッド。毛の色が2色に分かれているバイカラー。
ポイントの部分に2つのカラーが混ざりあったトーティー。この4種類の柄がメジャーです。
また、生まれた時は全身が白く、成長するに従い毛色が濃くなり、全身が発色するまでに2年近くかかることもあります。
ラグドールの性格・習性
ラグドールは従順で大人しい性格の猫です。体が大きいこともあり活発に動き回るよりは、ゆっくりと落ち着いて過ごす子の方が多いです。
鳴き声も大きくなく、飼い主に従順でしつけもしやすい性格なので、集合住宅の方や初めて猫を飼う方でも親しみやすいでしょう。
猫には珍しく抱っこされるのが大好きなので、たっぷりとスキンシップを取りたい方や一緒にゆったりとした時間を過ごしたい方におすすめです。
ラグドールの平均寿命
ラグドールの平均寿命は14歳~16歳程度。一般的な猫の平均寿命とほぼ同じです。
ラグドールはおっとりとした性格なため、危険の多い外飼ではなく室内で飼育することが推奨されています。
長毛種で体格のしっかりした猫ゆえにかかりやすい病気もあるので、日頃から体調に気をつけて健康な生活をサポートしてあげましょう。
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ラグドールのかかりやすい病気の一例
ラグドールがかかりやすい病気は以下の通り。
肥大型心筋症(ひだいがたしんきんしょう) | 心臓の筋肉が分厚くなって血液を送り出せなくなる病気。 |
毛球症(もうきゅうしょう) | 毛づくろいで飲み込んだ毛が排出されず、胃や腸内で塊になることで引き起こる消化器の病気。 |
多発性嚢胞腎(たはつせいのうほうじん) | 肝臓に液体が溜まった袋状のものができ、腎機能が徐々に低下する遺伝性の病気。 |
尿路結石症(にょうろけっせきしょう) | 尿管や膀胱、尿道に結石ができて、膀胱や尿道に詰まったり損傷したりする病気。 |
肥大型心筋症は猫に多い心筋症で、心臓の筋肉が分厚くなり、体に十分な血液を送ることが出来なくなる病気です。
少しの運動で呼吸が早くなる、歩き方がおかしくなる、呼吸困難などの症状に繋がります。
遺伝的な病気で予防法はなく、初期の段階ではほとんど症状がなく気が付きにくいため、定期的に健康診断を受けるようにしましょう。
また、毛球症は毛づくろいで飲み込んだ毛が排出されず腸の中に溜め込んでしまう病気です。
軽度であれば毛球除去剤を使用しますが、改善しない場合は開腹手術を行うことになります。
長毛品種のラグドールに毛のトラブルはつきものです。ブラッシングで予防できるので、毎日の丁寧なブラッシングを習慣づけましょう。
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ラグドールの歴史
ラグドールは1960年代にアメリカ・カリフォルニア州のペルシャ猫のブリーダー、アン・ベイカーが作り出した猫種です。
アン・ベイカーはラグドールの美しさと愛らしさに自信を持ち、IRCAという猫血統登録団体を設立。
ラグドールの血統登録をフランチャイズビジネスにつなげようとします。
しかし、IRCAの「フランチャイズ契約を交わしたブリーダーにしか猫を譲らない」という仕組みに疑問を持った他のブリーダー達は、自らの手で繁殖活動を進めていきました。
その結果、ラグドールの知名度は大きく向上し、CFA、GCCF、FIFeなどの猫血統登録団体でも公式に認定されることになりました。
その後、IRCAは1994年に分裂してしまい、現在に至ります。
ラグドールとバーマンの違い
バーマンはラグドールよりひと回り大きく、体重もやや重いです。
どちらも青い目で被毛もフワフワですが、バーマンは足先が靴下を履いているような模様が見られるのが特徴。
しかし、ラグドールにも靴下模様が見られることもあるため、見た目だけで判断することは非常に難しいといえます。
確実な見分け方としては、血統書で確認する方法しかないでしょう。
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ラグドールとラガマフィンの違い
ラグドールとペルシャ猫、ヒマラヤンをミックスして生まれたのがラガマフィンです。
毛が長くフサフサしている点は似ていますが、白がベースのラグドールに対し、ラガマフィンの毛色は様々。
目の色もラグドールはブルーなのに対して、ラガマフィンは黄色・緑・オレンジなどバリエーションに富んでいるという違いがあります。
毛や目の色に違いはありますが、ラグドールをベースに生まれた品種なので、ラガマフィンの性格も穏やか。飼いやすいと人気の猫種です。
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ラグドールの飼い方
ラグドールは比較的落ち着いた性格ですが、子猫時代は他の猫と同じように活発です。
体が大きいため成猫になるまで4年ほどかかりますが、その間はしっかりと運動や食事に気を配ってあげることが大切。
ここではラグドールの飼い方について詳しく説明します。
成猫までは高カロリー・高タンパクな食事
出典:Amazon
ラグドールは食欲旺盛な子が多いです。成猫までは高カロリー・高タンパクな食事を十分に与えましょう。
一般的な猫は約1年で成猫へと成長しますが、ラグドールは体格がしっかりしているため成猫になるまで時間がかかり、約4年ほどの期間を必要とします。
この時期に十分な食事が取れないと、きちんとした体作りができません。
栄養バランスが偏っていると、体調を崩しやすいまま成猫になってしまうこともあります。
成猫になるまでの4年間は、皮膚や筋肉の元となるタンパク質を豊富に含んだキャットフードを選んであげましょう。
また、子猫時代は1回に食べられる量が少ないため、1日3~5回に分けて食べさせてあげることも大切です。
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肥満にならないよう体重管理を行う
成猫になると子猫のときと比べて必要なエネルギー量が減るため、食事量をコントロールしてあげる必要があります。
成猫用のフードに切り替えるタイミングは、一般的に1年ほどを目安にするといいです。
しかしラグドールの場合、体重の増加が緩やかになるタイミングを目安にすると良いでしょう。
また運動量が変化してきたように感じたらそれも指標になります。
1回に食べられる食事量も増えているため1日2~3回の食事で済みますが、食欲旺盛な猫なので、体重を見ながら量を調整してあげましょう。
活動係数
愛犬1日あたりのフードの量
g
2回に分けて与える場合…g
3回に分けて与える場合…g
4回に分けて与える場合…g
愛犬1日あたりに必要なカロリー
kcal
適度な運動とこまめなスキンシップをとる
出典:Amazon
ラグドールは甘えん坊で運動量が少なめの猫種です。そのため適度に運動を促してあげることと、こまめにスキンシップをとってあげることが重要。
体格が大きい猫なので、あまり運動したがらない子もいますが、全く遊ばないと体重増加に繋がります。
ラグドールが大好きな抱っこをしながら、1日10分で良いのでしっかり時間をとって遊んであげましょう。
また、体重が重いため高いところが苦手な子もいます。キャットタワーは低めでもよいので重心の安定しているものを選びましょう。
週2~3回はブラッシングが必要
ラグドールは春と秋に毛が生え替わるダブルコートの長毛種ですが、抜け毛が比較的少ない猫です。
週に2~3回はコーミングをして抜け毛を取り除き、換毛期や年をとって毛づくろいをしなくなったら毎日ブラッシングをしてあげましょう。
セミロングの毛を持つラグドールはブラッシングを怠るとお腹に毛が溜まってしまい、毛球症の原因になります。
また、毛が皮脂でコーティングされており、量も多いため、そのまま放置しておくと雑菌が繁殖してしまいます。
定期的なブラッシングを行って愛猫の健康を保ちましょう。
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ブラシを嫌がる猫もとろける魔法のブラシ
軟らかな肌触りでブラッシングが苦手な子にも使いやすい猫用ブラシです。
ブラシにソフトタッチピンを使用しているため、肌に押し付けられている感覚や、毛を引っ張られる感触が軽くなります。
また、ブラシの中の除静電気ナスロンが、猫の苦手な静電気を抑えてくれるので、長毛の猫でも安心して使用できるでしょう。
ほどよいマッサージ効果も感じられる、毛が細くて絡みやすいタイプの子にぴったりのブラシです。
ラグドールのおすすめキャットフード3選
ラグドールには、動物性タンパク質を多く含んだキャットフードがおすすめです。
また、毛球症のリスク軽減のため、吐き戻しに配慮したフードを選ぶのも重要です。
ここではしっかりとした体の作るのに適した高タンパクのフードや、毛玉に配慮したもの、体重管理におすすめのキャットフードをご紹介します。
レティシアンアランズナチュラルキャットフード チキン&ターキー
乾燥チキンとターキー生肉だけで65%を占めている、アランズナチュラルキャットフードのチキン&ターキー味。
10種類の原材料のみとしているので、自然派で原材料がわかりやすいという点が魅力的なポイントです。
タンパク質は36%以上と非常に高タンパク質キャットフードなので、食いつきが心配の子にもおすすめできます。
対象年齢 | 全年齢 |
---|---|
内容量 | 1.5kg |
原産国 | イギリス |
主原料 | 乾燥チキン、ターキー、ターキー油脂、チキングレイビー |
その他原材料 | じゃがいも、野菜類、果実類、えんどう豆、レンズ豆、ひよこ豆、ビーツ繊維、サーモンオイル |
注意したい原材料 | なし |
安全性の高い添加物 | なし |
注意したい添加物 | なし |
100gあたりのカロリー | 381kcal |
1日あたりの価格(体重5kgの場合) | 207円/57g |
定期販売 | 1個:1個あたり4,910円(税込)/2~4個:1個あたり4,637円(税込)/5個以上:1個あたり4,364円(税込) |
フード目的 | 一般食(FEDIAF基準) |
フードの種類 | ドライ |
オリジンキャットフード KITTEN
放し飼いで健康的に育った肉類を中心に配合されているのが、オリジンの子猫用キャットフードです。
新鮮な鶏肉、生七面鳥肉、生のまるごとニシンなどが多く使われており、粗タンパク質は40%という比率。
栄養価の高いタンパク質をたっぷりと含んでいるので、猫にとって欲しい栄養素が詰まっています。
対象年齢 | 子猫 |
---|---|
内容量 | 5.45kg |
原産国 | アメリカ |
主原料 | 新鮮鶏肉、生七面鳥肉、生サーモン、生の丸ごとニシン |
その他原材料 | 新鮮鶏内臓 (レバー、心臓)、生七面鳥レバー、生の丸ごとサバ、新鮮卵、ディハイドレート鶏肉、ディハイドレート七面鳥肉、ディハイドレートニシン、ディハイドレート鶏レバー、ディハイドレート卵、丸ごと赤レンズ豆、丸ごとエンドウ豆、ポロック油、丸ごとヒヨコ豆、丸ごと緑レンズ豆、丸ごとピント豆、丸ごと白インゲン豆、エンドウ豆スターチ、ミスカンサスグラス粉末、鶏脂肪、新鮮丸ごとカボチャ、丸ごとバターナッツスクワッシュ、乾燥ケルプ、乾燥チコリールート、新鮮丸ごとリンゴ、新鮮丸ごとニンジン、新鮮丸ごと洋梨、新鮮丸ごとズッキーニ、新鮮ビートの葉、新鮮ケール、新鮮ホウレン草、新鮮カブラ菜、丸ごとブルーベリー、丸ごとクランベリー、丸ごとサスカトゥーンベリー、ゴボウ、ラベンダー、マシュマロルート、オオアザミ、ローズヒップ、ターメリック |
注意したい原材料 | なし |
安全性の高い添加物 | トコフェロール、クエン酸、ローズマリーエキス、塩化コリン、タウリン、亜鉛、銅、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB3、ビタミンB5、ビタミンB6、ビタミンB7、ビタミンB9、ビタミンB12、ビタミンE |
注意したい添加物 | なし |
100gあたりのカロリー | 412kcal |
1日あたりの価格(体重5kgの場合) | 249円/65g |
定期販売 | - |
フード目的 | 総合栄養食 |
フードの種類 | ドライ |
犬猫生活キャットフード オールステージ 国産の生鶏肉味
獣医師との共同開発によって作られた犬猫生活のキャットフード。チキン味のスタンダードなキャットフードです。
原材料には国産の鶏肉を中心に使用しており、栄養はもちろんのこと、国産ならではの旨味もたっぷりと凝縮。
国産の食材に加えて外国産の新鮮な食材も一緒に使うことで、栄養バランスも考えられたレシピになっています。
対象年齢 | 全年齢 |
---|---|
内容量 | 750g |
原産国 | 日本 |
主原料 | 生肉(鶏肉(日本)、牛肉(ニュージーランド、オーストラリア、日本)、金沢港の旬の魚(日本)、鶏レバー(日本)) |
その他原材料 | イモ類(ジャガイモ(アメリカ)、サツマイモ(日本))、牛豚油かす(日本)、タピオカ澱粉(タイ)、ココヤシ粉末(マレーシア)、カツオとマグロの魚粉(日本)、ひよこ豆(アメリカ)、ひまわり油(日本)、アルファルファ(フランス)、ごま油(日本)、リンゴ(日本)、トマト(日本)、鶏油(日本)、マグロオイル(日本)、乳清(日本)、脱脂粉乳(日本)、クランベリー(アメリカ)、海草(ノルウェー)、フラクトオリゴ糖(日本)、乳酸菌(日本) |
注意したい原材料 | なし |
安全性の高い添加物 | ミネラル類(Ca、Zn、Cu)、アミノ酸(タウリン、メチオニン、リジン)、ビタミン類(B1、B2、パントテン酸、B6、B12、ナイアシン、葉酸、E、K) |
注意したい添加物 | なし |
100gあたりのカロリー | 373kcal |
1日あたりの価格(体重5kgの場合) | 645円/70g |
定期販売 | Amazon定期便あり |
フード目的 | 総合栄養食 |
フードの種類 | ドライ |
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ラグドールの価格相場
ラグドールの価格相場は10万円~70万円ほど。値段に幅がありますが、ペットショップで購入するか、ブリーダーからお迎えするかによっても価格は変わってきます。
色や生育年齢によっても価格は違いますが、一般的には販売価格が20万円台のことも多いです。
子猫のときはまだ毛の色の判別がつきにくいので、ペットショップの店員さんかブリーダーさんに相談して決めると良いでしょう。
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ラグドールは穏やかで従順な飼育しやすい猫
ラグドールは穏やかでしつけもしやすい性格なため、飼い主によく懐いてくれます。
スキンシップが大好きなので、猫とたっぷりと触れ合いたい人にはぜひおすすめ。
体が大きい割に鳴き声が小さく、運動量も少ないので、猫を初めて飼う方や集合住宅にお住まいの方にも向いています。
愛猫として迎え入れるときは、ポイントをしっかりおさえて可愛がってあげてくださいね。
この記事の執筆者
nademo編集部
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